ふらッとあーと

ふらっと訪れた美術館や展覧会についての記録

番外編:週末旅行〜金沢編

金沢旅行にいってきました
とても良かったので、記録として残しておきます!

 

 

きっかけは彼氏に誕生日プレゼント何がいい?と聞いたとき
「金沢にいってみたい。」
と答えられたこと。
よっしゃ、いきましょ!…とすぐに新幹線とホテルのセットを予約。
2月最初の週末にいってきました。

 

今回はリクエストにあがった
石川県西田幾多郎哲学記念館
金沢21世紀美術館
加えて、私の希望の
鈴木大拙

と、スポットだけ決めてざっくりとした旅に出ました。

 

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東京をのんびり9時過ぎに出て2時間半、昼前に到着。
前日に千葉市立美術館の小沢剛展をみたそうで、そこに出てきたハントンライスを食べてみたいとの希望で、当初の予定から1本電車を見送って、金沢駅近くでランチ。
夜はダイニングバーになるようで、お酒の瓶がずらりと並んでいましたが、居心地の良いお店でした。
何よりコスパが最高だった!
ハントンライス に好きなトッピングがつけれ850~950円
私はカキフライ、彼は白身フライにしました。
それぞれ3つずつ熱々のフライがのっていて、大満足!
計画変更が功を成した~

 

満腹で駅に戻り、七尾線直通のIRいしかわ鉄道に乗車
濃いピンク色でかわいい車両です。
ドアは手動(!)で、初体験でした。ボタンはね、青梅線とか東京でもあるからね
車内は高校生?でいっぱいでした

金沢駅から20分ほどで宇野気駅に到着です、
金沢ではICで入れましたが、退場はできず、窓口で処理してもらいました。

ここからは徒歩20分でもいけますが、この日は寒かったのでタクシーを使いました。
それでもワンメーターくらい

タクシーの運転手さんは慣れてるようで、「西田…」と言えばすぐに「あ、記念館ね」連れて行ってもらえました。駐車場と本館を繋ぐエレベーター脇で降ろしてもらい、エレベーターへ。

石川県西田幾多郎記念哲学館

ここの建築は安藤忠雄設計です。安藤忠雄建築の特徴はなんといってもコンクリート打ちっぱなしというのもありますが、このエレベーターでの演出もあります。
案の定、エレベーターが着き、外に出ると視界が開き、眼下に先程電車で通ってきた街並みが広がります。高台から周囲を見渡すこの光景はまさに絶景です。

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館内に入ると、受付にお姉さんがひとり。この時はたまたま外壁の工事中のため入館無料というなんとも太っ腹な対応…!

 

館内はミュージアムとセミナーホールに分かれていて、まずはミュージアムを見学。
哲学についての導入からはじまります。
展示はセンサーで自動案内が流れたり、iPadで映像や電子書籍が見れたりと想像以上にハイテク…!
こういう市がやっている記念館などは大抵アナログで、何年前に作ったんだ?という感じの黄ばんだパネルが貼りっぱなしというところが多いのですが、どこにも負けないくらいきちんとしていてただただ驚き。
ただ、この日は土曜日にもかかわらず、入館者が私たちとあと1組くらいで、少しさみしい感じでした。良い展示なのにもったいない。収支とか大丈夫なのかな…。
哲学を軽く学んだら、いよいよ西田幾多郎についてです。

 

石川県出身の西田幾多郎は、同じく石川県出身の鈴木大拙とともに哲学者として有名です。鈴木大拙、山本良吉、藤岡作太郎とは第四高等学校で出会い、生涯を通しての友であったそうです。
西田は学生を終えると教師となり、京都大学でも教えるようになります。その間に『善の研究』を執筆しました。
晩年は鎌倉に居を移し、終戦直前に亡くなるまで執筆活動を続けていました。

と、ざっくり西田幾多郎についてでした。詳しくは調べた方が良いです笑

 

教育者、学者として華やかな生活かと思えば、その裏ではほとんど常に親族の看病や死があったそうで、それについて、記念館の展示では何度も触れていました。展示を見ていて、両親、奥さん、そして子供にまで先立たれてしまいながらも長く生き、思索を続けたその姿に感服しました。

展示室の2階には当時使っていたものや、初版本、直筆の原稿などが展示されていました。
なかでも面白かったのは引き出しです。
各展示台の下に引き出しがあり、それを引くと原稿やさまざまな人物とのやりとりの手紙など一点一点入っています。自動的に電気が点灯する仕組みで、保護の面からみてもとても良い展示でした。

あと、評論家、倉田百三からの手紙の文字がかわいすぎて!
当時の人たちの書き文字が見れるのもおもしろい点のひとつでした。

とにかく、ことばにあふれた展示で、2時間くらいじっくりと見ました。

 

セミナーホールの建物に移動し、最上階へ。
展望フロアのようで、先ほどの入り口からさらに上からの景色を見ることができます。
ここも誰もいなくて、のんびりと北陸の景色を楽しみました。

地下に移動すると、こたつが…!
こたつに入って本が読めるようになっていました。
1階の図書館や2階のカフェにも行ってくまなく安藤建築を堪能しました。
カフェでは、企画展にあわせたメニューがあったり、ここでも哲学に関する本や金沢の旅行本を読むことができたりして欠点が見当たらないくらい居心地の良い場所でした。

帰りもタクシーを呼び、来るまでの間哲学の杜を散策しました。

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金沢に戻り、ホテルにチェックイン後、近江町市場近くのギャラリー、アートグミ金沢に立ち寄って、夕飯を済ませました。
夜の近江町市場はほとんどお店が閉まっており、最初に入ったお店は近江町市場を入ってすぐにあるところでした。
ザ・観光客向け(いろんな意味)のところでちょっと良くなかったです…。

 

仕切り直しで行ったところは、るるぶの無料誌に載っており、近江町市場と反対の道にあるところで、その立地からかあまり人が入っておらず、不安でしたが、ここが予想以上に良かったです!
おでんは食べる前からだしの香りがして、加賀野菜を使った料理(今回は金時草のおひたし)があり、1軒目のお店がチャラになるくらい美味しかったです!
店員さんもイケメン多かった…なによりモツ煮が美味しかった…甘辛くてあの味は居酒屋ではなかなか出てこない…もう一度食べたい…

という感じで大満足になり、ホテルに帰りました。

 

 

 

2日目は雪が降る中、鈴木大拙館と金沢21世紀美術館、そしてもう1箇所追加して石川県立美術館にいってきました。

ほんとはいろいろ書きたいところですが、長くなりそうなのでざっくりと感想を…

鈴木大拙館:
金沢に3度きていますが、鈴木大拙館は初なので楽しみにしていました!
どんどん降る雪の中、入館すると、しんとした空間で外の雪を忘れてしまうほどでした。
今回はたまたま企画展が民藝運動関連で、柳宗悦棟方志功バーナード・リーチなど個人的にツボな展示でした。
外に出ると雪は止んで、晴れ渡っており、よいタイミングで庭の見学をすることができました。

お知らせ | 鈴木大拙館

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(同じ日に見えないな…)

 

石川県立美術館:
意外と時間ができたので、歩いていける距離にあった県立美術館へ。
広くて立派な美術館で驚きました。カフェがホテルにあるような豪華さで、びっくり…今度はカフェ目的できてもいいかもです。
今回はコレクション展のみを鑑賞。
前田藩ゆかりの宝物から九谷焼、近現代絵画、彫刻と幅広く展示されていました。
中でも絵画の部屋に入った瞬間に目に飛び込んできた鴨居玲《1982年 私》は圧巻でした。
東京で鴨居玲展が開催された時にみたことはあり、その時もおおいに驚きましたが、
今回は事前に調べておらず、おもいがけない再会となったためより驚きが強かったです。
でも、嬉しい再会で広い展示室の中でじっくり味わうことができました。

 

www.ishibi.pref.ishikawa.jp

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金沢21世紀美術館
大雪にもかかわらず(というか大雪だから?)チケット売り場が混雑してました。
企画展は「ジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー」展
ちょっと気味の悪い、でものぞいてみたくなる展示でした。
それにしても観光客だらけ。。それに合わせてかコレクション展も感覚的にわかるような工夫がされた展示でした。(物足りなさは否めない)
それより、ギャラリー部分で開催されていた泉太郎のほうがおもしろかったな〜

www.kanazawa21.jp

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という感じで、金沢のアートを満喫して、駅でお土産を買い込み、新幹線で金沢駅ビール片手に笹寿司を堪能して帰京しました。
このあと、北陸は大雪になったようで、心配ですね
地元のタクシーの人もあまり降らないって言ってたからな…