ふらッとあーと

ふらっと訪れた美術館や展覧会についての記録

国立新美術館開館10周年 草間彌生 わが永遠の魂

 

ミュシャ展の後に草間彌生展へはしご

kusama2017.jp

 

こちらは入った瞬間に連作「我が永遠の魂」

およそ130展が展示室の壁を埋め尽くしている

その展示室の真ん中には彫刻(立体作品という方が正しいかな?)が並んでいる

 

そんな作品たちに囲まれて、鑑賞者は思い思いに写真を撮る撮る撮る

まさにいま流行りのSNS映えする展示室である

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作品はというとどれも赤や黄色、黒など毒々しい色遣いの絵画が並ぶ

タイトルもひとつひとつについており、《自殺した私》《肉体がボロボロになった私の死》などネガティヴなタイトルも目に入ってくる

 

そのタイトルとは打って変わって、鑑賞者たちは笑顔で写真を撮りまくる

 

客観的になってみると、なんとも気持ちの悪い光景だと思った

 

草間彌生はいつからこんなにも大衆受けするポップアートになってしまったのだろうか

(直島か?)

 

そんなことを思いながら、展示室を進む

 

幼少期の作品からはじまる

すでに水玉が画面を埋め尽くしている

この世界のすべてを埋め尽くしてしまうような水玉

 

展示室を進むとニューヨーク時代の作品が並ぶ

作品はくねくねとした順路の両側に置かれており、まるで草間ワールドに迷い込んでしまったかのよう

 

のちにハプニングと呼ばれるようになる作品や映像もあった

 

が、さらりとおわった印象

深堀することなく、「こんなことしてたよ」くらいの紹介なのだろうか

 

展示室を折り返す頃には、最初の部屋で写真を

撮っていた人たちよりも外国人の方が熱心にみていることに気がつく

 

何を求めて来るかは自由だが、なんとなく悲しくなった

とりあえず入って写真撮って拡散してね!という感じの展覧会だと思ってしまう

で、鑑賞者もその通りに動いてしまう

そんな展覧会だと個人的に思った

 

私がハプニングの頃が好きだから、軽く紹介程度の展示だったことが気に食わなかっただけかもしれない

が、ちょっと不満の残る展覧会でした

 

脅迫観念から生まれた「水玉」はいつの間にか万人ウケする「ドット」になったことを痛感しました

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鑑賞日:4月21日(金)

所用時間:1時間