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ふらッとあーと

ふらっと訪れた美術館や展覧会についての記録

12 Rooms 12 Artists 東京ステーションギャラリー

新たな作品との出会いを楽しむ

はじめて書いたブログから少し時間があいてしまいました。

見切り発車な感じがして、悩んでしまって、書けなかったのです…。

でも、よい展覧会にいってきたので、思い切って自由に書きます!

 

今回は現代美術です。

www.ejrcf.or.jp

 

大好きな美術館で、ほとんどの展覧会をみています。

毎年、1回は海外の現代美術をメインにした展覧会を開催している美術館です。

ちょっとコアなのでなかなか足が向かない現代美術ですが、

ここで開催される現代美術の展覧会は作品数が少なく、

いろいろな作品をちょっとずつつまむ感覚で楽しめるのが魅力かなと思います。

 

また、駅からすぐで、金曜日は夜間開館のため20時までと、

行こうと思ったら、ぱっと行くことができます。

 

だいぶ前に貰った「東京駅周辺美術館MAP」の提示で、100円引きになり、

しかもSuicaで支払ってスムーズに入館できました。

 

エレベーターで3階に上がると、さきほどまでの駅とは思えない、

ホワイトキューブが広がります。

 

今回の展覧会はタイトルに「12 Rooms」とあるように、12の部屋があります。

といってもいつもの空間に、各Roomの間に、すだれのようなひもが垂れて区切られています。

そのすだれを払いながら進むたびに、のれんのあるお店に入るような

「なにがあるのだろうか」というわくわく感がわきあがり、

新鮮な気持ちで各作家と向き合うことができます。

 

3階のメインは、エド・ルーシェイ。

ガソリンスタンドやハリウッドなど「これぞ、アメリカ」なイメージを版画で表現した作品が多くありました。

フライヤー裏面に載っていた《スタンダードのガソリンスタンド》は

想像以上に黄ばんでおり、かえってその色味から心地よい古さを感じることができました。

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フライヤー裏面より

こうした色面だけで構成される作品は、いまではIllustratorなどコンピューターを使用すればすぐに描けてしまいますが、当時の60から70年代にこうしたはっきりとした絵面は、好まれたのだろうか…とぼーと眺めながら思いました。

 

また、八角形の小部屋には日本の写真家、荒木経惟の1972年の作品、

《切実》が壁一面に1点ずつ展示されていました。

何気ない日常の幸せそうな様子を捉えた写真が、真っ二つにされ、セロハンテープで修正されています。

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フライヤー裏面より

もともと《The Days We Were Happy》というタイトルだったそうですが、

《切実》に変更したそうで、「過ぎてしまった」というよりも

「永遠」が作品に宿っているような印象をもつタイトルだなと思いました。

 

さて、階段上部のシャンデリアに見とれて、2階へ行きます。

2階のメインは、ルシアン・フロイドです。

精神分析学者のジークムント・フロイトの孫で、イギリスの作家です。

日本ではなかなか紹介されていない作家なのですが、展示には油絵が1点のみでほかは版画と、少し寂しいと噂されていました。

ですが、エッチングが素晴らしいと私は感じました。

じっと見つめているとエッチングの線が、ゆらゆらと揺らぐようにみえてきます。

ざわざわと胸騒ぎのする不穏さを感じました。

 

ほかにも、2階には液晶のような美しさのアイザック・ジュリアンの写真作品や

アンソニー・カロの《オダリスク》がよかったです。

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フライヤー裏面より

オダリスク》についてキャプションには「両足が描き出す空間」とあり、

まさに台座から落ちそうな足の部分が空間を支配していることを実感しました。

 

ひと部屋ごとに作家が変わるので、初めて出会う作品でも1点1点集中してむきあうことのできる展覧会でした。

 

関連イベントとして、ルーシェイの作品にちなみアーティストブックをつくるワークショップがあったそうで、3階に完成した作品が展示されていました。

参加してみたかったなと思うのと、最近の展覧会にはこうしたワークショップが多く開催されているから、こまめにチェックしないとな…と思いました。

 

ミュージアムショップTRAINIARTでは、展覧会関連グッズよりも電車グッズが充実していました。

とくに、にじゆらとのコラボてぬぐいは、使い心地がよいです。

前回購入した東京駅100周年記念のものを愛用していたのですが、失くしてしまい、また新たな東京駅柄が発売されたと聞き、早速購入しました。

ここには、美術館の入館料を支払わないと入れないので、今回足を運んだのにはこの目的も大きな理由でした笑

また、毎回行く度にマスキングテープも種類が増えて、つい「電車の顔」を購入。

美術グッズよりも電車グッズが多いのは、どうかなと思う人もいるかもしれませんが、

それはそれで、毎回来るのが楽しみなミュージアムショップです。

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あと、最近よく見るこの本がここにも置いてあって、欲しいな〜って思った笑

books.rakuten.co.jp

 

 

東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY -

鑑賞日:2016年8月26日(金)

鑑賞時間帯と所要時間:18時半頃に入って、1時間くらい

混雑:空いていて、ゆったり見れた

夜間開館だったから、若い方、とくに女性が多かった