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ふらッとあーと

ふらっと訪れた美術館や展覧会についての記録

木々との対話 東京都美術館

木彫を超えた表現を目撃する

記念すべき最初の展覧会はこちらです!

 

www.tobikan.jp

上野動物園のお隣、東京都美術館です。

個人的には小学生のときに、書道の展覧会で自分の作品が展示され、表彰式も出たので、美術館というよりも思い出深い場所です。

(あれは、まだリニューアル前だった…)

 

同時開催の中のポンピドゥー・センター傑作展は先月すでに鑑賞済みですので、

そのときの半券を用意して、GOしました。

(中庭の丸い彫刻は、ジムですね。強かったです。)

 

半券を見せると300円引きの一般500円で入れます!

会場にはいる前からほんのりと木の香りがしていました。

期待で胸がふくらむ。

 

舟越桂の作品は撮影禁止との説明を受け、中へ。

 

土屋仁応の作品は、麒麟や鳳凰など想像上の動物を彫ったものです。

初めて見たのですが、真っ白でこれが本当に木なのか疑ってしまうほど、ふわふわとして、柔らかな印象の作品でした。

そうした作品のなかでも、鳳凰は圧巻です。

細い脚は、台とのつなぎ目がなく一本の木からできていることが分かります。

また背後に回ると、何本もの尾っぽが絡まり合い、美しいカーブを描いています。

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その精巧さと美しさに圧倒されると同時に彫刻作品は、こうやって目の前にして、360度舐め回すようにみることでおもしろみがわかるな〜と改めて実感しました。

この部屋の神秘的な雰囲気もとてもよかったです。

 

2013年に六本木の国立新美術館で開催された

アーティスト・ファイル2013―現代の作家たち|企画展|展示会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

にも出ていた國安孝昌の作品は、その時の作品と似たものでした。

ただ、新美での展示は大きな空間で、もし崩れたら覆いかぶさってしまうのではないかという圧迫感を感じましたが、

今回は、そのときよりも空間自体が狭く、より凝縮した印象でした。

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そして、今回の目的である須田悦弘の作品へ。(公開制作にいきたかった…)

予め説明されていたように、展示会場以外の場所にも展示されているのですが、

展示室内には3作品があるはず。

ところが、どれだけ探しても、きちんと空間をつくって展示してある《バラ》しか見当たりません…

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んんん…ギブアップ…と思い、監視員さんに聞いてみると…

 

あっさり、みつかりました。

 

 キャプションが目に入るところにあったにも関わらず、私は見落としていました(とほほ)

本当は自分で探し出した方が、より理想的な鑑賞方法なのでしょうが、

他者(監視員さん)とのコミニュケーションのきっかけになったということで…笑

 

本物に見間違えるほどの木彫という点も好きな理由ですが、

こうして空間にとけ込み、探し出す楽しさも須田作品の好きな理由です。

須田のキャプションに空間と作品との関係性うんぬんと書かれていました(ような気が)が 思わず首を縦に振りながら納得しました。

これは、國安の大きな作品にも言えることだなと心のなかでも思いました。

 

展示会場以外の須田作品もよかったです。とくに美術情報室(ここでは自分で探せました!)

帰る前にぜひ立ち寄ってもらいたい。ここの美術情報室は居心地が抜群ですし。

 

久しぶりに彫刻の展覧会でしたが、大満足でした。

 

鑑賞日:2016年8月11日(木・祝)

鑑賞時間帯と所要時間:12時くらいに入って、1時間弱

混雑:空いていて、ゆったり見れた

開館90周年記念展 木々との対話 開催概要 | 東京都美術館 開館90周年記念サイト