ふらッとあーと

ふらっと訪れた美術館や展覧会についての記録

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦

2018年、最初の展覧会はこちら!

 

www.itabashiartmuseum.jp

 

と言いつつ終わってしまいました…

 

最終日前日に駆け込んできました

 

板橋区立美術館にいくのは何年ぶりだろう
学生時代に授業の関係でボローニャ展にいって以来だと思う
都営三田線の終点、西高島平駅からしずかーな住宅街をとぼとぼ歩くことを考えるとどうしても足が向かない


今回は誘われたから、思い切っていってみた
あと、会社のデザイナーさんたちがこぞって行ってよかった!と言っていたから…

 

駅を降りると美術館方面に歩いて行く人が多い
たまたま電車で向かいの席に座っていた親子も行くようだ
それとすれ違う人、つまり美術館から帰る人も多い

 

道中、中間地点あたりにファミマができている
(絶対、なかった、ローソンしか、なかった)

 

美術館に到着すると、チケット最後尾の看板が…
ちょうどバスが両方面から到着し、たくさんの人が降りてくる
急いで列に並ぶと後ろに長く伸びていった

 

こんなに混んでいる板橋区立美術館、初めてみた!
ここ最近は「永遠の穴場」ではないようだ
(いいキャッチフレーズだな)

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会場にはひとひとひと…
幸いなことに順路が決まっているようではないのでぱらぱらとみて回ることにした

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さまざまな製本方法でできた本やシルクスクリーンで印刷するきっかけになった本などの紹介からはじまり、いままでつくってきた本の原画が壁に並ぶ

 

インドらしい明るく独特な色彩の絵から線だけで繊細に描かれているイラストレーションまで実にさまざまであった

 

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自家製水彩とはなんなのだろう

 

 

もう一部屋はボローニャ・ラガッツィ賞を受賞した「夜の木」がメインに展示されていた
「夜の木」の版別、言語別表紙の原画の展示はより一層その表紙の美しさを感じることができた(明治のTHE Chocolateに似ていると思うのは私だけ?)

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会場の一角には実際に手にとって本をみることができるスペースもあり、ここが一番大盛況であった

子供もたくさんいたが大人たちが夢中になって絵本をめくっている姿が印象的だった

私も「夜の木」を手にとって、手すきの紙の風合いや色ののり方をじっくり見ることができた

 

会場の外にはショップ(ここも大盛況)と映像コーナーがあり、代表ふたりの話を見ることができた

曖昧な記憶だが、今後の展開を語る場面で利益でなく自分たちがつくりたいものをいくら時間がかかってもいいからつくていきたいと語っていたのが、ものすごく印象的で転職したくなったのはここだけの話…笑

環境がよいからこそよいものが生まれるのだなと感じた

 

美術館を出ると入った時よりも長ーく列が伸びて(歩道まで!)いた

 

本をつくる過程の一部を仕事にしている私にとっては、よいものづくりを見ることができ、年初めにふさわしい刺激となった

 

 

鑑賞日:1月7日(日)
所用時間:1時間

 

 

2017年の展覧会

こんにちは
放っといたら、2018年になっていました

 

昨年の最後の記事がGWって…(苦笑)
今年はきちんと記録として残していきたいなと思っています

 

…その前に2017年GW以降にいってた展覧会をざっとまとめておきます
Evernoteにはまとめているんですよ…)


−−−

 

6月
ソール・ライター展
Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)
写真展


7月
萬鐡五郎
神奈川県立近代美術館 葉山(葉山)
作品数が充実していてわざわざ遠くまで行った価値があったな〜

 

9月
日本の家
東京国立近代美術館(竹橋)
建築展、図面模型がたくさんで建築詳しくないけどわくわくした

 

青野文昭展/はな子のいる風景
武蔵野市立吉祥寺美術館(吉祥寺)
初めて行った美術館でした
小さなスペースだけど企画展の充実ぶりがすごかった
浜口陽三の部屋も好き

 

白井敬尚 組版造形
ギンザグラフィックギャラリー(銀座)


高田唯 遊泳グラフィック
クリエイションギャラリーG8(銀座)
久々に銀座でギャラリー巡りした
組版造形はほれぼれするほど見入った

 

10月
シャガール 三次元の世界
東京ステーションギャラリー(丸の内)
シャガール好きで絵画はよく見ていたけど、彫刻は初
手つきがわかってより好きになったな〜

 

オラファーエリアソン 視覚と聴覚
アップリンク(渋谷)
展覧会じゃなくて映画だけど
横トリ行く前に予習

 

ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス
横浜美術館ほか(横浜)
それほど目玉作家がいなくて物足りない印象だった
数年前はわくわくしたのにな、大人になっちゃったかな

 

11月
運慶
東京国立博物館(上野)
2017年下半期話題の展覧会にもいってました
とにかく混んでいたけれども空間設定がよくできていて、楽しめた

 

ディエゴ・リベラの時代
埼玉近代美術館(北浦和
藤田嗣治のメキシコ時代の写真をみれてよかった
あとはよくわからなくて覚えていない
常設展で久々に解説をじっくり聞いた

 

12月
熊谷守一 生きるよろこび
東京国立近代美術館(竹橋)
ずっと版画だと思っていた(笑)
初期から晩年までじっくり楽しめた
3時間いた笑 まだやっているので是非


−−−

秋頃から意外といろんなところにいっていました
今年はインプットだけではなくこの場できちんとアウトプットして
自分のものにしていきたい

 

今年もよろしくお願いいたします

特別展燕子花図と夏秋渓流図

GW恒例(といいつつ、去年はいけなかった)根津美術館

 

この時期の根津美術館は毎年、国宝の尾形光琳《燕子花図屏風》を展示します

 

で、ただ展示するだけでなくもう一点毎年隣に置く作品が替わるのです

数年前は円山応挙《藤花図屏風》とならんでいました

 

今年は鈴木其一《夏秋渓流図屏風》と並ぶと聞き絶対にGWに行こうと思っていました

www.nezu-muse.or.jp

 

あとこの時期に行くべき理由はもう2点あります(のちほど)

 

表参道駅から原宿方面とは逆の方向に進んだところに美術館はあります

 

小さな竹林に囲まれた美術館は入り口を入ると、ここが都内であることを忘れてしまうような上品な空間が広がります

(5/13放送の「有吉散歩」に登場していて、竹林にたけのこが生えていると有吉たちが喜んでいた…)

 

以前来た時は、チケット売り場で並んでいたので覚悟をもってきましたが、お昼すぎたばかりだったからか並んでいませんでした(わたしたちが出る頃には列ができていた)

 

展示室では右に《燕子花図屏風》、左に《夏秋渓流図》が並んでいました

 

昨年秋にサントリー美術館であった「其一展」以来の《夏秋渓流図》です

両作品共「群青色」の生えるすばらしい作品で、この並びで見ることができたのはなかなかの贅沢だと思いました

 

説明パネルも詳しく、《燕子花図屏風》は西本願寺のオークションで購入されたものだと初めて知りました

(何度か来ているのに知らないなんて…おそらく覚えていないだけ?笑)

 

一緒にいった方は根津美術館が初来館だったので、久しぶりにそのほかのコレクションもじっくりと楽しみました

 

そして、一休みを兼ねて庭園内のカフェへ

この時期限定のデザートがあります

 

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パンナコッタ・アイリス

 

燕子花をイメージしたデザートでパンナコッタの上にブルーベリーソースとアーモンドがたっぷり

数年前にきたときはパフェ・アイリスだったような気がしますが、記憶違いでしょうか?

それでも外の新緑を眺めながら美味しくいただきました

お皿がとにかくかわいいカフェです

 

 

そして、散歩がてら庭園散策

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この時期にしか見れない燕子花です!

ちょうどよい時期に来れたようで満開でした

 

作品で見たよりも群青ではなく紫色で、モチーフとの違いを実感

作品と一緒に題材そのものも楽しむことができる時期なのです

 

お土産に《夏秋渓流図》でパッケージされた栄太郎の飴を購入しました

 

爽やかな初夏を感じる休日になりました

 

鑑賞日:5月6日(土)

所用時間:2時間(展示だけだと1時間くらい)

 

国立新美術館開館10周年 草間彌生 わが永遠の魂

 

ミュシャ展の後に草間彌生展へはしご

kusama2017.jp

 

こちらは入った瞬間に連作「我が永遠の魂」

およそ130展が展示室の壁を埋め尽くしている

その展示室の真ん中には彫刻(立体作品という方が正しいかな?)が並んでいる

 

そんな作品たちに囲まれて、鑑賞者は思い思いに写真を撮る撮る撮る

まさにいま流行りのSNS映えする展示室である

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作品はというとどれも赤や黄色、黒など毒々しい色遣いの絵画が並ぶ

タイトルもひとつひとつについており、《自殺した私》《肉体がボロボロになった私の死》などネガティヴなタイトルも目に入ってくる

 

そのタイトルとは打って変わって、鑑賞者たちは笑顔で写真を撮りまくる

 

客観的になってみると、なんとも気持ちの悪い光景だと思った

 

草間彌生はいつからこんなにも大衆受けするポップアートになってしまったのだろうか

(直島か?)

 

そんなことを思いながら、展示室を進む

 

幼少期の作品からはじまる

すでに水玉が画面を埋め尽くしている

この世界のすべてを埋め尽くしてしまうような水玉

 

展示室を進むとニューヨーク時代の作品が並ぶ

作品はくねくねとした順路の両側に置かれており、まるで草間ワールドに迷い込んでしまったかのよう

 

のちにハプニングと呼ばれるようになる作品や映像もあった

 

が、さらりとおわった印象

深堀することなく、「こんなことしてたよ」くらいの紹介なのだろうか

 

展示室を折り返す頃には、最初の部屋で写真を

撮っていた人たちよりも外国人の方が熱心にみていることに気がつく

 

何を求めて来るかは自由だが、なんとなく悲しくなった

とりあえず入って写真撮って拡散してね!という感じの展覧会だと思ってしまう

で、鑑賞者もその通りに動いてしまう

そんな展覧会だと個人的に思った

 

私がハプニングの頃が好きだから、軽く紹介程度の展示だったことが気に食わなかっただけかもしれない

が、ちょっと不満の残る展覧会でした

 

脅迫観念から生まれた「水玉」はいつの間にか万人ウケする「ドット」になったことを痛感しました

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鑑賞日:4月21日(金)

所用時間:1時間

国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業 ミュシャ展

プラハから門外不出と言われていたスラブ叙事詩が来日…

行く価値が無いわけないんです

 

www.mucha2017.jp

 

だって、普通なら飛行機乗って、通じもしない言葉を駆使して会いにいかなければならないところ向こうから会いにきてくれたんですよ

 

都内の交通費往復ちょろっとと千と数百円で見れる

 

ほんとに日本、というか東京にいると海外に行かずとも世界中の名品に会える…

(現地の空気感じゃないと!というのも一理あるが)

 

 

で、金曜日の夕方にいきました

 

あらかじめ草間彌生展とのセット券(2,400円)を購入していたため、当日券のために並ぶこともなく、入り口でスマホの画面を見せればOK

スマートに入場

 

入ってすぐ、スラブ叙事詩!!!

どの壁にもどーんと掛かっています

ある程度Twitterなどでチェックしてたのですが、ここまで大きく迫力があるとは…

 

またそれ以上に驚いたのは細部まで忠実に描かれていること

 

とくに人物の多さ

ひとりひとり、いまにも動き出して画面から出てきそうです

 

一体どれほどのスケッチをしたのか…構図をどれほど考えたのか…

思うだけで気が遠くなりそうです

 

とくに、色の濃淡や遠景の様子など、スマホなどの画面上ではよく分からなかった部分をじっくりと見ることができます

こんなにも大きな画面であるにも関わらず、端から端まで、近景遠景関係なく、すべて手を抜かずに描いているのがわかりました

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(奥の展示室は撮影OKでした)

 

ミュシャは、装飾的な部分で有名であり、ファンが多いが、私は彼の描く人物、とくに正面の顔が好きだ

 

その好きな表情がスラブ叙事詩の中にもいくつかあった

 

なかでも《クロムニェジージュのヤン・ミリーチ》に大きく魅かれた

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(画像:公式ホームページより)

 

ほかの作品と比べるとサイズは小さい

その画面の中にはやぐらがたち、人々が上にも下にもいる様子が描かれている

 

ちょうど目線の高さでやぐらの下にいる女性と目が合う

なにか恐ろしいものを見るような怯えるような表情でこちらを見つめている

 

その女性の表情によって、画面の中に引き込まれるような感覚になる

まるで自分がこの場にいて目撃者であるかのような錯覚を感じる

 

上を見上げればやぐらの上にいる人々の指示が聞こえてくるようだ

 

正面を向く女性が画面の外のわれわれと、画面の中に広がる世界を繋ぐ働きをもっている

 そんな役割を持つ人物がスラブ叙事詩ではいくつもある

《原故郷のスラヴ民族》

 《スラヴ式典礼の導入》

《イヴァンチツェの兄弟団学校》

《スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い》など

 

とくに《イヴァンチツェの兄弟団学校》では、こちらを向く青年はミュシャ自身の若い頃の自画像である

自らもスラブ叙事詩とわれわれを結ぶ架け橋として画面に登場しているのである

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スラブ叙事詩のほかには、大阪の堺市から多く出展されていました

これは堺市のドイ・コレクションとのこと

 

展覧会会場では目立って触れられておらず(私が気がつかなかっただけかもしれませんが)会場ではどうして堺市なんだろうか?と不思議でいっぱいでした

 

その謎を残したままショップで、図録を読むとカメラのドイの土井君雄さんが収集したコレクションとのことが書いてありました

土井さんの娘さんが書いたその文章は、わずか1ページではありますが、父のミュシャへの愛とその父との思い出で溢れたものでした

 

堺市にはそのコレクションを展示する堺 アルフォンス・ミュシャ館があるそうです

 

スラブ叙事詩はもちろんのこと、日本にも素晴らしいミュシャのコレクションがあることが知れて、大変有意義な展覧会でした

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鑑賞日:4月21日(金)

鑑賞時間帯と所要時間:2時間

 

1950年代の日本美術 戦後の出発点

電車を乗り継ぎどんぶらこ

鎌倉駅でほとんどのお客さんが降りていきます

 

鎌倉駅では降りず、もう一駅乗って、終点逗子駅に到着

そこからさらにバスに乗ります

 

たまたま接続がよかったのか、待つことなくバスに乗れて、座ることができました

乗客は地元の方が多い印象

 

逗子の海岸線沿いをのんびり揺られること20分

まだかな~と思う頃にバス停に着きました

 

神奈川県立近代美術館葉山に到着です

バスを降りると潮の香り

美術館の向こうはすぐ海です

www.moma.pref.kanagawa.jp

 

この美術館は日本初の近代美術館であり、美術教育にも熱心な美術館です

そのため大学の授業で何度も出てきた覚えがあります

なのに、学生時代には一度も足を運びませんでした…笑

 

2015年度末に惜しくも閉館した鎌倉館には、閉館ぎりぎりで行ったことがありましたが、葉山館まで足を伸ばす気にはなりませんでした

が、今回はどうしても見たい展覧会だったのです!

www.moma.pref.kanagawa.jp

 

卒業論文で取り上げたのが白髪一雄なわたしにとっては、具体美術協会と同じ時代に活躍していた作家・作品が集まる展覧会など夢のようです

 

はやる気持ちを抑えつつ、階段をあがると鎌倉館から移ってきたイサム・ノグチの《こけし》に出迎えられました

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新しい場所にも慣れたようで、もうすぐ春を感じる柔らかな日差しのもとにっこりとしていました

(移動したというパンフレットがとてもかわいかった)

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チケットを購入し(会社の福利厚生「ベネフィット」で100円割引)いざ入場

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まずはコレクション展

デザイナーとして活躍して、画家となった上田薫の展示でした

同時に草間彌生(ちゃんと解説に六本木の個展について紹介してあったのは笑った)や池田良二らの版画も楽しむことができます

 

そして、チケットをもう一度見せて、「1950年代の日本美術」展示室へ

 

入ってすぐに、タピエらと「アンフォルメル旋風」を巻き起こしたジョルジュ・マチウの《豊臣秀吉》が目に飛び込んできます

その横ではさっそく映像が流れています

マチウの公開制作の様子です

まさに目の前にある作品が出来上がっていく様子を映像から感じることができます

めちゃくちゃなようで、かっこいい

圧倒的なパワーが小さな画面からひしひしと伝わってきます

現場にいたかった…意味もわからず悔しくなります

ほかにも岡本太郎棟方志功など「そういえば、同じ年代なのか」と感じる作家がどんどん出てきます

そして、奥へと進むと壁面に映像が投影されています

具体美術協会「舞台を使用する具体美術」の第1回と第2回の映像です

田中敦子がぴかぴかと光る服を着て動き回る《電気服》や元永定正の丸い煙がぽんぽんと会場に浮かぶ《煙》などが流れます

《煙》に関してはいまはでんじろう先生の代名詞となっている空気砲で、その煙で会場がとんでもないことになって、観客が口元を抑えながら避難している様子まで記録されています

白髪一雄は《超現代三番叟》です

卒論を書く際にチェックしてはいましたが、実際に動いている様子をみるのは初めてかもしれません

 

両腕が異常に長く、真っ赤な衣装をきた白髪が舞台上を舞う、というか、うろうろします

その衣装を脱ぎ捨てると黒子のような人々が大勢、舞台上に集まり壁に向かって次々と矢を放ちます

 

自分でいま書いていても意味がわからないのですが、映像でみるととてもおもしろい!

「ことばで説明できない」とはこのことだな~と思いながら、爆笑してました

(一緒に見ていた人にドン引きされましたが)

 

ほか、戦後まだ数年しか経っていないという時代の空気がわかるような戦争をモチーフにした作品や、動き出した社会を投影した作品などが多く、1950年代がいかなる時代であったかをひしひしと感じました

 

こうして同年代の動向や作品をまとめてみる機会はなかなかないので貴重でした

はるばる足を運んでよかったなと思いました

 

それにしても、やっぱり具体美術協会は突出しておかしい…とこの展覧会で実感しました(笑)

 

ミュージアムショップは小さいけど、オリジナルもシンプルなものが何点かあり、よかったです

とくに写真家、安斎重男が撮った葉山館のポストカードが気に入り購入

 

館外には《こけし》以外の屋外彫刻もあり、散策がてら鑑賞もできました

 

外観の割にはそこまで大きくない美術館なので、するりと見終え、心地よい潮風を受けながら帰りました

また季節が変わったら来たい、そんなところでした

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鑑賞日:3月5日(日)

鑑賞時間帯と所要時間:午後に1時間ほど

N・S・ハルシャ展-チャーミングな旅-

随分と時間があいてしましました…

あけましておめでとうございます(3月)

2017年初記事が3月になるという…

 

気をとりなおして!

2017年初展覧会紹介は、こちらです

www.mori.art.museum

(2017年最初の展覧会は国立西洋美術館でやっていた「クラーナハ展」だったのですが、東京の会期が終わってしまったので…大阪、国立国際美術館ではまだ開催中なのでぜひ

クラーナハ展―500年後の誘惑|TBSテレビ

 

知人に内覧会に行かないかと誘われ、仕事後東京の隅っこからダッシュで東京の中心、六本木へ

 

初めて恵比寿駅でJRからメトロへ乗り換えていきましたが、乗り換えが予想以上にスムーズでした

新宿で大江戸線よりはいいかも…

 

知人と合流後、受付を済ませ53階へ

 

レセプションパーティーの時間が過ぎてしまっていたのこともあり、人は思っていたよりも少なく感じました

空間も広く使われているので、会期中たとえ混雑しても余裕はありそうです

 

南インド出身・在住の現代アーティスト、N・S・ハルシャの個展です

 

学生時代の作品からはじまり、故郷の紹介、過去作品、そして日本にきてから小学校でおこなったワークショップに至るまで網羅されています

 

正直、国際情勢や宇宙など興味がないな~と思っていましたが、直感でいいな…と思った作品があったので、2点紹介します

 

まずは《ここに演説をしに来て》

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フライヤーの正方形のパネル6枚にきっちりと人々が並べられて描かれている

どこにでもありそうなプラスチックの椅子に座る人々は、ひとりひとりが動き出しそうなほど様々な格好をしている

その中には人だけでなくゾウやスーパーマンが紛れている

 

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ただ眺めるだけではわからない、見えてこない小さな発見がこの絵には詰まっている

 

会場を1周したあとで再びこの絵の前に戻ってきて、ずうっと眺めていた

絵の前にある椅子もプラスチックで、だんだんと「自分もこの中のひとりなのでは」という不思議な感覚に陥る

 

2点目は《空を見つめる人びと》

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ある一室の床にびっしりと上を向く人々が描かれている

何かを求めているような、求めていないような曖昧な無表情に近い人々

靴を脱ぎ、その人々を足元に迎えるとぞっとした

天井を見上げると鏡があり、自分も下の人々と同じく天を見上げるようになる

まるで自分もその中に紛れてしまったかのようになる

 

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また、ここは六本木

展示室の窓からは、東京の街が眼下に広がる

都市を見下ろしながら、無数の人々に見上げられる体験

自分は一体どこにいるのだろうか、感覚がなくなってしまうような不思議な空間である

 

大型の作品数が多く、様々な意味が込められているのだろうな~と思いながらみたが、どれもピンとこず(国家とか飢饉とかそういう国際問題的な内容に疎い)

挙げた2点が直感で「おもしろい!」と感じました

きっとこんな単純な意味ではなく、より深い思いがあるのでしょうが、

想像力が追いつきませんでした

 

日本人作家以外の現代アートをみる、という点では非常に充実した展覧会でした

 

あと、無料で貸し出ししている音声ガイドがおすすめです

細野晴臣のチャーミングな声で作品理解が深まることでしょう

(眠くなることもあるでしょう…笑)

 

見終わってから六本木ヒルズのカレー屋さん「ディヤ」にいきました

diya[ディヤ] 東京六本木ヒルズのインドレストラン

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インドの作家だからカレーが食べたくなるだろうな~という軽い気持ちで内覧会に行く前に予約をしていましたが、展覧会のあとにぴったりでした!

ビリヤニが絶品でお腹いっぱい食べました

 

鑑賞日:2月4日(土)

鑑賞時間帯と所要時間:内覧会、1時間ほど

解説をじっくり読むともう少しかかると思います

 

以下、その他作品展示風景

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